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2018年1月
お正月、西オングルメンテナンス、水槽清掃、越冬生活を終えて

Report:Katsuhide Shibata

場所:昭和基地

第58次隊の柴田 勝秀氏が、昭和基地から現地の様子をレポートしてくれました。

柴田氏レポート

お正月

お正月は昭和基地でもお祝いをします。
大晦日には除夜の鐘をつき、元日にはおせち料理をいただきました。

除夜の鐘


除夜の鐘

豪華なおせち料理


豪華なおせち料理

西オングルメンテナンス

昭和基地のある東オングル島の隣にある西オングル島には、多目的衛星データ受信システムの大型アンテナを調整するための設備があります。59次隊の大石隊員とメンテナンスを行いました。

太陽がまぶしく測定器の画面が見えないため、毛布をかぶって測定します

太陽がまぶしく測定器の画面が見えないため、
毛布をかぶって測定します


水槽清掃

基地の生活用水の水源である130キロリットル水槽の清掃を行いました。1年間にたまってしまった土埃をきれいにふき取りました。隊員総出で基地のメンテナンスをして、新しい59次隊へと引き継いでいきます。

水槽の床面に土がたまっています


水槽の床面に土がたまっています

汚れをきれいにふき取りました


汚れをきれいにふき取りました

越冬生活を終えて

南極の越冬レポートをお読みいただきありがとうございました。
1年にわたる越冬生活を無事に終えられてホッとしています。
皆様のご支援と家族のサポートをいただいて、任務を全うすることが出来ました。
本当にありがとうございました。

南極では、巨大な氷山、野生のペンギン、美しく輝くオーロラ等、日本では見られないものをこの目で見られました。
仕事も野外調査や雪上車の運転、基地の運営、維持作業など多岐にわたり、貴重な経験が出来ました。
日本では経験できない作業も多く、自分の今後の人生の糧になったと思います。
特に越冬隊33人だけで日々暮らしていく中で、チームワークの重要性と段取り良く仕事をすることの大切さを心底感じました。
日本に帰ってからも南極で学んだ様々な経験を活かしていく所存です。


第58次日本南極地域観測隊
多目的アンテナ担当
柴田 勝秀