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負荷分散/アクセラレータ Array APV
ArrayAPV 製品概要
ArrayAPVシリーズは、トラフィック制御の複雑さやTCOを削減するアプライアンスです。 サーバ負荷分散、リバースプロキシキャッシュ、Webセキュリティ、クラスタリング、広域負荷分散、マルチホーミング、HTTPコンテンツ圧縮といったWebインフラに必要となる機能を一台のアプライアンスにまとめました。
サービスのパフォーマンスを向上させるために、ADC(アプリケーション・デリバリ・コントローラ)には、高い性能やきめ細かい機能はもちろん、高可用性など多くのものが求められます。しかし当然ながらそれは、一般にさらなるコストを伴うものです。”Array APVシリーズ”は、ADCへの多様なニーズに、リーズナブルにお応えします。
ArrayAPV x800モデル リリース
パフォーマンスを徹底追及し、最新鋭のプロセッサを中心に、一部のモデルについてハードウェアを一新。最新Array OSとの相乗効果で、従来機に比べ約4倍の性能向上を実現いたしました。ご好評頂いてきたArrayAPVの特徴を継承しながら、ソフトウェアについても根本的に見直しを行い、小規模環境からデータセンタ環境まで、様々な環境下にて今まで以上に高いパフォーマンスを発揮いたします。さらに1,000~20,000新セッション/sの業界最高速のSSLチップを標準搭載することにより、高速でセキュアなネットワークを最小限のコストで構築することが可能となりました。
仮想アプライアンス vAPV
Array社のADCテクノロジーを、仮想アプライアンスとしてリリースすることで、VMware vSpere、Microsoft Hyper-Vといった仮想化基盤からAmazon WebServises、Microsoft Azureといったクラウド環境にも柔軟に組み込めるようになり、アプリケーションパフォーマンスやシステムオペレーションの向上に貢献します。ハードウェアアプライアンス版と同様の機能や操作性が提供され、無期限ライセンスと期間有効なライセンスを選択可能ですので、必要な性能を必要な期間だけご利用いただくことで、より高いコスト効果を見込めます。
ArrayAPV 製品機能
ArrayAPVサポート機能
- サーバ負荷分散
- SSLアクセラレーション
- リバースキャッシュ
- WebWall
- コンテンツ圧縮
- リンク負荷分散
- クラスタリング
ArrayAPVの特長
“SpeedCore”アーキテクチャ
ArrayAPVの搭載するOS(ArrayOS)は、64ビット”SpeedCore”アーキテクチャに基づいて独自にビルドされたものです。 マルチコア環境では、到着したパケットは共有メモリ上に保持され、必要な処理を行うように、“Dispatcher”が制御します。このとき、並列に配置されている各CPUに対して、“Dispatcher”は内部処理を負荷分散します。このアーキテクチャにより、内部プロセスによる遅延を大幅に削減し、さらなる高速処理を実現しています。
スクリプト不要
設定に複雑なスクリプトは不要です。ArrayOS上にプリセットされているポリシーを呼び出すため、プロセスが最適化されており、スクリプト型の他社製品と比較し、処理速度が最大で10倍と、パフォーマンスにも有利です。
日本語GUI標準装備
管理者のアクセス方法として、GUIとCLIのいずれも標準装備しています。また、GUIは日本語(他には英語、繁体中国語と簡体中国語での表示を提供)での表示が可能ですので、複雑な設定や導入後の管理など、直感的に行うことが可能です。また、CLIはネットワーク機器の標準的なコマンド体系にまとめられており、すべての設定項目を網羅しています。コンフィグファイルのバックアップなどにも有効活用が可能です。
強力な性能でSSLオフロード
SSLアクセラレータ搭載モデルのArrayAPVでは、高性能なSSL暗号化/復号化の処理が可能です。例えば、既存Webサービスの「常時SSL化」も、既存リソースを活用しながら「オフロード構成」で実現可能です。SSL処理はもちろん、証明書等の一元的な管理など、運用をシンプルに保ちながら、システム性能を高めることが可能です。
サイト間分散(GSLB)とDR対策
クラウド/オンプレミスなど、複数のサイトにコンテンツ・サービスを配備して冗長化を図ることは、BCP(ビジネス継続性)の観点からも、もはや常識となりました。同時に、最も効率よくリソースを使用し、適切なサイトへアクセスを誘導することで、通信の最適化にも繋がります。ArrayAPVをネットワーク上へ組込むことで、サイト間での負荷分散が実現可能となります。 ※GSLBの利用にはArrayAPV本体に加えオプションライセンスが必要となります。
APIによるクラウド連携
XML-RPC、SOAP-APIに対応しており、外部からの制御が可能です。つまり、クラウド事業者などが、ADCやSSLアクセラレーションをサービスとして提供する場合に、ArrayAPVを完全にシステムに組込み、連動させることが可能となります。また、OpenStack LBaaSのドライバも提供されており、オーケストレータから、負荷に応じたサーバ増減の自動制御なども実現できます。
プロキシとしてのADC
既存のアプリケーションサーバをそのまま活用した上で、WebサービスのSSL化やHTTP/2への移行が可能になります。またその際、HTTPでのアクセスリクエストをどのように処理するか(HTTPを引き続き受ける/HTTPSへリダイレクト)といったポリシーも、ADC上で簡単に切換可能となります。
マルチテナント(ArrayAVX)
ArrayAPVの姉妹製品であるマルチテナント型アプライアンスArrayAVXでは、最大32台の仮想マシン(“ArrayAPVシリーズ”相当および“ArrayAGシリーズ”相当のSSL-VPNを選択可能)の同時稼働が可能です。各仮想マシンには専用のハードウェアリソースが割り当てられていますので、通常の仮想アプライアンスでの懸念点となり得る性能についても保障されます。
ArrayAPV 製品仕様
製品名 | APV1800 | APV2800 | APV5800 |
---|---|---|---|
インタフェース | 8×1G Coppe | 4~8×1G Copper 2×10G SFP+ Fiber |
4~8×1G Copper 4×10G SFP+ Fiber |
サイズ | 1U | ||
L4 スループット(bps) | 7G | 20G | 40G |
SSL スループット(bps) | 7G | 10G | 25G |
SSL TPS(RSA 2048bit) | 20,000 | 20,000 | 40,000 |
SSL TPS(ECC) | 14,000 | 14,000 | 28,000 |
電源ユニット | デュアル電源:100-240VAC, 8-4A, 50-60Hz | ||
消費電力(W) | 151 | 146 | 163 |
標準搭載機能AV | Webwall、クラスタ、Fast Failover、多言語WebUI、tProxy、L4 SLB、L7 SLB、 キャッシュ、コンテンツ圧縮(ソフトウェア処理) | ||
標準搭載機能AV-E | AppVelocity 全機能 + SSL |
製品名 | APV7800 | APV9800 |
---|---|---|
インタフェース | 8~16×10G SFP+ Fiber 0~2×Q40G SFP+ Fiber |
16×10G SFP+ Fiber 0~4×Q40G SFP+ Fiber |
サイズ | 2U | |
L4 スループット(bps) | 100G | 160G |
SSL スループット(bps) | 45G | 90G |
SSL TPS(RSA 2048bit) | 53,000 | 110,000 |
SSL TPS(ECC) | 38,000 | 76,000 |
電源ユニット | デュアル電源:100-240VAC, 10-5A, 50-60Hz | |
消費電力(W) | 383 | 498 |
標準搭載機能AV | Webwall、クラスタ、Fast Failover、多言語WebUI、tProxy、L4 SLB、L7 SLB、 キャッシュ、コンテンツ圧縮(ソフトウェア処理) | |
標準搭載機能AV-E | AppVelocity 全機能 + SSL |
※記載されている会社名、サービス名、商品名は、各社の商標または登録商標です。