遠くの拠点を「すぐ隣」に～プロジェクションマッピング技術を用いて遠隔地をつなぐグローバルライブオフィス「SmoothSpace」 を販売開始～

2014年12月5日

NECネッツエスアイ株式会社

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　SmoothSpaceのイメージ

ＮＥＣネッツエスアイ株式会社（本社：東京都文京区、代表取締役執行役員社長：和田雅夫、東証 1973、ＮＥＳＩＣ）は、12月5日、立体面に映像を投影するプロジェクションマッピングの技術を活用し、離れた空間と空間をつなぐことでリアルなコミュニケーションを実現するソリューション、グローバルライブオフィス「SmoothSpace」の販売を開始しました。

従来のテレビ会議システムは、一定のテーマについて遠隔地と議論することを目的としており、会議室において会議の時だけ接続するのが一般的です。一方、同じオフィス内でのコミュニケーションは、会議や打ち合わせの時間以外にも、立ち話などのカジュアルなコミュニケーションや、オフィス内の人の動きや「場の空気」などを感じることで自然と情報共有が図られ、それをきっかけに議論が活発化したり、問題が発生した際にも素早い対応が可能です。SmoothSpaceは、従来のテレビ会議の概念を越え、このような同一オフィスでの自然で活発なコミュニケーションを距離の壁を越えて実現するものです。

SmoothSpaceの第一の特徴は、地理的に離れた相手先オフィスが、あたかもすぐ隣にあるかのようなリアルな空間として見える点です。組み合わせた2台のテレビ会議システムとプロジェクタにより、プロジェクションマッピング技術を用いて、同一フロアにあるかのような等身大で立体的な映像をオフィスの壁に投影することが可能となります（特許出願中）。

第二の特徴は、オフィスのデッドスペースを新たなコミュニケーションスペースとして活用することができる点です。SmoothSpaceはプロジェクションマッピング技術を用いた立体的な映像を映し出すため、四隅など壁が垂直に交差する場所に設置します。オフィスの四隅は荷物置き場程度にしか利用されずに事実上のデッドスペースとなっていることが多く、このようなスペースが有効活用できます。

第三の特徴は、遠隔地オフィスとの常時接続が無理なく実現できる点です。会議室内に置かれたテレビ会議では、接続していない時間は他の会議が行われるため常時接続は困難ですが、SmoothSpaceは隅のデッドスペースを活用するため、問題なく常時接続が可能となります。

このような特徴により、同一オフィスにいるのと同様に、相手先の場の雰囲気を感じながら、会議時に限定されない自然なコミュニケーションが可能になります。これにより、拠点間でのコミュニケーションが活性化され、業務のスピードアップはもとより、新たなアイデアの誘発やイノベーションなど知的創造の場を、距離を超えて実現できます。

また、SmoothSpaceは、オフィスにとどまらず、教育現場や店舗などさまざまなシーンでご利用いただけると考えています。

　利用例

　　・遠隔地のオフィスと常時接続し、距離を超えてコミュニケーションを活性化。
　　・同一ビル内の異なるフロア同士をつなぎ、フロアによるコミュニケーションの断絶を解消。
　　・エグゼクティブ層の自室とオフィスをつなぎ、リアルな現場の状況を把握。
　　・学校などの遠隔授業で離れた教室同士をつなぎ、講義の臨場感をアップ。
　　・遠隔地の店舗と接続し、その場で通信販売ができる仮想店舗を実現。

当社は2007 年より、ICT とオフィス空間の融合によって働き方改革を促し、生産性や効率性を高めるオフィス改革ソリューションEmpoweredOfficeを提唱し、日本全国の支社・支店を含む自社での実践を行うとともに、お客様に提案を行ってまいりました。SmoothSpaceは、このような経験とノウハウを活用し、離れた拠点間でのコミュニケーションの活性化を提案するものです。また、プロジェクションマッピングについては、従来より、お客様のオフィス改革を促すツールとしての活用を検討してまいりました。当社は、これからもさまざまなソリューションをご提供することにより、お客様の働き方改革や経営改革をサポートしてまいります。

※SmoothSpaceは当社ショールームEmpoweredOffice Centerにおいて常設展示しています。
※EmpoweredOfficeはNECネッツエスアイ株式会社の登録商標です。
※SmoothSpaceはNECネッツエスアイ株式会社の商標登録出願中の商標です。

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