System building Solutions
防衛省向け
大規模システム構築
プロジェクト概要
対象 | 防衛省 |
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内容 | 大規模システムの構築 |
プロジェクトの特徴 |
|
Introduction
過去の工事実績への
高い評価のもとで
これまで防衛省向けに幅広いサポートを行ってきたNECネッツエスアイ。
その中心を担っているのが社会基盤システム事業部の宇宙・防衛ITシステム部である。
主にキャリア対応の事業で培ってきた設計力・構築力は高く評価されており、
2022年に新たに大規模システム導入のプロジェクトが立ち上がった際には、プロジェクト参加の打診があった。
多様なニーズにワンストップで対応し、ソリューション提供を行ってきたNECネッツエスアイにとっても、新たな領域への挑戦となった。
日本を守るために。
その使命感がやりがいにつながった。
違ったのは、例えば機器の選定一つとっても国防上のリスクが潜んでいないかといった切り口での検討が求められたことである。防衛省のプロジェクトならではのことだった。
また、複数の会社が連携して取り組まなくてはならなかったため、その調整や対応に力を入れたことも、今回のプロジェクトの特徴だった。
システム構築を通じて、国を守る一翼を担うことの重みは、プロジェクトメンバーの大きな使命感につながった。
Business Flow
プロジェクトの
一連の流れ

Members
担当者と
それぞれの役割
プロジェクトリーダー
社会基盤システム事業部
S.K.
防衛省や関係各社との
調整を行いながら、
プロジェクトを推進。
社会基盤システム事業部
S.K.
ユーザー目線にこだわって開発を進める。
今後は人材の育成に力を入れたい。
プロジェクトを推進する上で心がけていたのは、徹底してお客様目線に立つことでした。システム設計では、要求された仕様を守ることに目が向きがちですが、大切なのはユーザーが本当に求めていることは何かを突き詰めることです。もっといい方法がないか、常にお客様とコミュニケーションを取りながらよりよいシステム設計をしたいという思いで取り組みました。
また、社内外とのコミュニケーションを積極的に行うことにも注力しました。今回のプロジェクトは大規模システムですので、複数の会社で設計を進めています。どの会社にも自分たちならではのやり方や進め方があり、それが齟齬を生む原因にもなりかねません。大切なのは互いの違いを意識し、時には相手のやり方も受け入れることで、柔軟に対応することを心がけました。
今後の個人的なテーマは、若いメンバーを育成していくことです。防衛に関するシステムで大切なのは安全性であり、基本的に評価の定まった既存技術を中心に採用することになります。若手には既存技術から責任ある業務を任せながら、技術力を吸収させていきたいと考えています。それが事業の拡大、ひいては日本の国防力の向上につながっていくでしょう。
システムエンジニア
社会基盤システム事業部
Y.H.
システムの本格運用に際して、
保守業務の立ち上げを
担当。
社会基盤システム事業部
Y.H.
保守の体制と業務について構築。
コミュニケーションを図りながら、
軌道に乗せる。
私はシステムの本格運用に際して、保守業務全般を担当しています。保守業務開始までは関係各社と調整を進め、どのようにプロジェクトを管理するか、どのようなリスクが潜んでいるかを検討し、体制構築と業務の進め方について準備を進めました。システムの運用開始後は、お客様のルールに則った対応や関係各社との調整に注力。手探り状態ではありましたが、関係者とのコミュニケーションを図ることによって業務を軌道に乗せることができました。
私にとって初めて経験する局面も多く、さらに知見や経験を蓄積していく必要を感じています。それによってよりスピード感のある対応ができるようになりたいと考えています。日本の安全を守るためにもシステムがダウンすることは許されません。強い責任感のもと、保守業務に取り組んでいきます。
システムエンジニア
社会基盤システム事業部
R.H.
ネットワークチームのリーダーとして、
ネットワーク構築に携わる。
社会基盤システム事業部
R.H.
ネットワーク構築の最前線で
エンジニアとしての知見を広げる。
私はネットワークチームのリーダーとしてプロジェクトに参画しました。役割としてはネットワークの設計と構築でしたが、関係会社が多かったのでその調整にも力を注ぎました。自分の役割とは何か、どのようなアクションを起こせばプロジェクトを前に進めることができるか、日々考えながら行動したことでコミュニケーション力や問題解決力、プロジェクト管理スキルが向上したと感じています。リーダーシップもずいぶん磨かれました。
面白みとしては、防衛省のシステムということで、大規模かつセキュリティの高いシステム構築に参画できたことです。詳しくお話はできないのですが、エンジニアとしての自分の知見を広げることができました。もちろん日本の安全を守る一端を担えたことは、一番のやりがいです。
今後も経験を積んでいくことで、宇宙・防衛領域におけるネットワーク構築のスペシャリストとなり、事業の拡大に貢献していきたいと考えています。
システムエンジニア
社会基盤システム事業部
Y.U.
プロジェクトのスムーズな進行のため、
タスクやスケジュールの管理等を担当。
社会基盤システム事業部
Y.U.
メンバーとのコミュニケーションを大切に
リーダーとともに
プロジェクトの進行を支える。
サブリーダーとして、プロジェクトリーダーであるS.K.さんのサポートを担当しました。具体的にはチームのタスクやスケジュール、メンバーの管理などです。日々メンバーの業務の進捗状況を確認し、スムーズなプロジェクトの進行のため、調整や手助けを行います。メンバーは私より年上の方がほとんど。モチベーションに気を配りながら、いかにうまく皆さんのやる気を引き出していくか、工夫しました。S.K.さんが「もう業務が終わったの?」と驚いたときは、スムーズな進行をほめてもらったみたいで嬉しかったです。
今はメンバーの管理に力を入れていますが、今後はお客様や他社とのコミュニケーションにも取り組んでみたいと思います。もともと宇宙などの分野には興味があったので、防衛というちょっと特殊な限られた人しか携わることのできない分野に携われることに、誇らしさを感じています。
Sammary
ワンストップ対応
という強みを活かし、
防衛事業のさらなる拡大と
防衛DXへの貢献を
目指す。
2年がかりで構築が進められた大規模システムは、2024年にリリースされた。自衛隊員の日常業務やコミュニケーションに不可欠のシステムとして利用され、業務の効率化にも大きく貢献している。
構築に際しては上流から下流まで、機器の選定・調達も含めワンストップで対応。NECネッツエスアイならではの取り組みが防衛省から高く評価された。この実績をベースに、今後、さらに防衛領域での事業の拡大を目指していくことになる。また、DX導入にも積極的に取り組むことで、日本の防衛力の増強に貢献していく考えである。
国際情勢が厳しさを増す中、世界平和の枠組みが揺らごうとしている。
防衛省、自衛隊におけるデジタル革命は必須のテーマだ。
NECネッツエスアイでは提案力と技術力に磨きをかけることで、日本の未来を守っていく。