K.T.

K.T.

2002年入社 
工学部工業経営学科卒

社会・環境ソリューションビジネス開発本部 / 課長

お客様の近くで貢献したいとの思いで、インフラ構築、保守に携わるNECネッツエスアイに入社。女性技術者がまだ少なかった時代から、周囲に支えられながら活躍を続けてきた。3人の男の子の母として、子育てと仕事を両立。女性技術者のロールモデルの一人として、これからも女性管理職として後輩のために道を拓いていきたいと考えている。

お客様の近くで貢献したいとの思いで、インフラ構築、保守に携わるNECネッツエスアイに入社。女性技術者がまだ少なかった時代から、周囲に支えられながら活躍を続けてきた。3人の男の子の母として、子育てと仕事を両立。女性技術者のロールモデルの一人として、これからも女性管理職として後輩のために道を拓いていきたいと考えている。

01

誰もが必要とされる場所
子育てしながら新たな挑戦へ

技術力を活かしてクライアントに近いところで仕事をしたいとの思いから、インフラ構築や保守を強みとする当社を志望しました。長く働き続けるつもりではありましたが、当時はまだ女性技術者が少なく、事業部でも私が2人目の女性でした。周囲もさぞ戸惑ったのではないでしょうか。
キャリアの転機となったのは、やはり産前産後休暇・育児休職を取得したことです。5年目から6年目にかけて男の子を2人出産。復職までトータルで2年半、育児休職しました。産休・育休中のフォローなど周囲のサポートは心強かったものの、復職に際して不安はぬぐえませんでした。それまで主にお客様のネットワークの設計から保守を担当し、出張や休日、深夜の故障対応などもあることから、子育てとの両立には自信が持てなかったのです。そんな状態の私に配慮してくれたのでしょう、異動の機会をいただきました。
新しい部署ではお客様にサービスを提案したり、社内勉強会を企画したりといった仕事を担当することになり、スケジュールを自分で組み立てやすく子育てとの両立も比較的容易になりました。もちろん未経験の業務ですし、技術者として現場から離れるという不安はありましたが、それよりも子育て中の自分にも新たな挑戦ができるという喜びの方が大きかったです。“自分が必要とされている”という実感は、最大のモチベーションとなりました。事業領域の広い当社だからこそ、誰でも必要とされる場所が見つかると思います。

02

入社15年目の転機
女性管理職の先駆けとして

その後、3人目の出産と三度目の産前産後休暇・育児休職取得を経て、異なる事業部との兼務という新たなチャレンジの機会を得ました。担当したのはモバイル回線サービスの立ち上げです。運用やサービス立ち上げの経験を活かせる人材ということで期待されたのだと思います。これも“自分が必要とされている”という喜びにつながり、私自身も人脈と視野をずいぶんと広げることができました。
そして入社15年目、管理職へと昇進しました。まだ女性の管理職が少ない時代であったことに加え、3人目の時短勤務制度を利用しながらの昇進でしたから、女性の活躍を推進しようとする会社の狙いがあったのでしょう。もちろん管理職となれば自分のことだけでなく、部下やチーム全体に対して責任を負わなくてはなりません。いずれは管理職にという思いがなかったわけではありませんが、想定していたよりずいぶんと早かったのも事実です。果たして子育てしながら自分にできるだろうかという不安は小さくありませんでした。それでも多くの人が私を推薦し、背中を押してくれました。「やってみてダメなら、また頑張ればいいじゃない」という言葉もいただき、思い切って挑戦することにしました。自分が必要とされているならしっかり応えたい。そんな思いが原動力になりました。

03

後に続く女性技術者のために
自分らしいキャリアを目指す

入社当時、女性の技術者が周囲に少なかったことで、私が道を切り拓いていかなきゃという使命感は確かにありました。女性が働くこと、管理職へ挑戦できることが当たり前になってほしい、子育てとの両立や管理職への昇進に際しても、そんな気持ちは強くあったと思います。加えて生来の負けず嫌いな性格もありました。ただそれ以上に私を支えてくれたのは、充実した各種制度と周囲の支えです。時短勤務が小学校6年生まで可能だったり、業務を中抜けできるスーパーフレックス制度ができたりと、他社と比較しても恵まれた制度が用意されています。それらの制度を心置きなく活用できるのは、職場の仲間の理解や応援のおかげ。出張があると「ちょっと遠いけど大丈夫?」と気を遣ってくれるなど、温かな配慮はとてもありがたかったです。
何よりも嬉しいのは私に続くように、子育てしながら活躍する女性技術者が増えてきたことです。彼女たちはとてもパワフルで明るく、自分の意思で自分の道を力強く切り拓いています。その姿はまぶしく、頼もしく映ります。そんな彼女たちのためにも私らしくキャリアを築いていきたいと、使命感を新たにしているところです。

My Career Steps

これまでのキャリア

  • 2002年

    カスタマーエンジニアリング事業部サービスセンター統括部
    国際ネットワークの設計から保守までを担当

  • 2006年

    長男、次男を出産。産前産後休暇・育児休職取得

  • 2009年

    カスタマーエンジニアリング事業部カスタマーリレーション推進部
    お客様に対する保守サービスのアウトソーシング提案に従事

  • 2012年

    三男出産。産前産後休暇・育児休職取得

  • 2015年

    キャリア販売推進本部兼務
    モバイル回線サービスの立ち上げに携わる

  • 2017年

    担当課長に昇進

  •  

    デリバリーロボットの販促に携わる

  • 2019年

    DXビジネス推進本部
    監視カメラ等の映像系に関わるAIサービスの企画開発を担当

  • 2022年

    社会・環境ソリューションビジネス開発本部
    地域コミュニティ関連の新規サービス企画開発の実行に携わる