代表取締役執行役員社長 牛島祐之代表取締役執行役員社長 牛島祐之

より快適で便利なコミュニケーション社会を実現する、
コミュニケーションサービス・オーケストレーターへ

NECネッツエスアイは通信技術を現場から支える会社として、1953年に誕生しました。
以来、コミュニケーション技術の発展や社会課題の変化に合わせて事業領域を拡大し続けています。現在は、施工力とICT技術を兼ね備えた独自のポジショニングを強みに、さまざまなお客さまに幅広い情報通信インフラを、システムの企画・構築から施工・保守運用サービスまでワンストップで提供しています。また、2007年からワークスタイルの変革や生産性向上を実現するオフィス改革ソリューション“EmpoweredOffice”を展開するなど、社会課題の解決に向け、新しい価値を提供するコミュニケーションのあり方を常にデザインし続けています。

2022年に策定した中期経営計画 ※1は、2030年の当社のあるべき姿を描き、その実現に向けた取り組みを示しています。まずは2024年に向けて、テクノロジーの面ではCAMBRIC ※2などのデジタル先端技術が社会を動かすエンジンになります。また5Gに代表される高速無線技術の実現は、インターネットが登場して社会を一変させたときと同様、またはそれ以上のインパクトを社会にもたらすでしょう。情報通信インフラの施工とICTサービスの双方にノウハウを有する当社ならではの強みを活かし「デジタル×5G」時代においては、「DXソリューション」と「5Gインフラ」という2つの軸を事業構造として築き上げ、更なる価値を提供していくことが当社の使命です。2030年に向け、より快適で便利なコミュニケーション社会を実現する「コミュニケーションサービス・オーケストレーター」として、その変革に貢献していきます。

※1 当社HP「中期経営計画概要」
※2 CAMBRIC:Cloud computing、AI、Mobility、Big data、Robotics、IoT、Cyber security

「生き方改革」にまで広がる、
デジタル×5Gの時代のソリューション

「デジタル×5G」の未来では、私たちが提供できる価値は大きく広がります。たとえばオフィスソリューションも、これまではワークスタイルの変革や生産性向上が目的でした。しかし、これからは働き方だけではなく、“生き方改革”にまで問題意識を高めたソリューションが求められます。当社は2019年に東京の本社オフィスを60%縮小し、一極集中のオフィスから、首都圏近郊への分散型ワークをスタートさせました。これは、働く場を多様化し、通勤時間によるロスを最小限に抑えることで、社員の生活の質を向上させるための大きなチャレンジでした。
さらに、2030年に向けた新しい働き方コンセプトの創造と実証を目的として、2023年3月1日に本社を港区芝浦に移転しました。
引き続き働き方改革などDX推進に関わる各種の取り組みに挑戦していきます。
当社は、こうした自社実践を通じて、労働力の減少や街づくりといった、より大きな社会課題の解決へ繋げていきたいと考えています。当社のコアコンピタンスを生かしつつ、さまざまな知識や技術を持ったパートナーと共創して問題解決をプロデュースする、そうした新しい価値を提供するのが我々の考えるコミュニケーションサービス・オーケストレーターであり、未来に向けて目指す当社のポジションです。

私たちが実現する未来を、ともに

当社が目指す、より快適で便利なコミュニケーション社会を実現するためには、多様な人材による共創と価値創造が不可欠であることから、これからの当社を担う人材に求めるのは「未来志向」です。デジタル技術や5Gを駆使して、未来を自分の手で変えていきたいという強い思いこそが当社の成長のエンジンになります。人々のために、社会課題解決のために、技術をどう使うかが重要であり、そして現状に満足せず、チャレンジし続けることが大切です。砂山をつくっては潰し、またその上に積み上げることで大きな山ができるように、成長するためには成功体験のリセットを繰り返す必要があります。その一番のエンジンになるのが、新しい発想を持った学生のみなさんや、社会でさまざまな経験を積んだキャリア人材の方々であると考えています。当社が目指すビジョンや、さまざまな活動、価値観に共感していただけるみなさんには、ぜひ私たちが実現する未来に、ともに挑戦していただきたいと思います。