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人材育成に関する取り組み

NECネッツエスアイグループの職場環境と人材の育成についてご紹介します

NECネッツエスアイでは、以下に掲げる人材開発基本方針に基づき、会社の経営目的を達成するために従業員一人ひとりの資質と能力を最大限に活かし、従業員の人材育成を組織的かつ効果的に推進しています。

人材開発基本方針

(1)経営計画の一環としての戦略的・長期的計画に立った人材育成は、継続的・体系的・段階的に実施する。
(2)専門的技術・知識・ノウハウをもった専門家の育成を積極的に推進する。
(3)自らの能力開発は自ら取り組み、かつ自己革新を進める風土づくりを推進する。
(4)人事管理制度と一体となって効果的な人材育成を推進する。

総合的なキャリアアップ支援

当社では、「人事諸制度・処遇」「計画的な人事ローテーション」「適切な機会を捉えた研修機会」を組み合わせて統合的な人材育成を進めています。従業員は定期的に能力向上の達成状況やキャリア計画について、上司と話し合い、自己のキャリアアップに取り組むとともに人材公募による新たな業務へのチャレンジも可能となっています。

制度 社内呼称 内容
社内公募制度 人材公募制度 新規事業分野への進出、重点事業の強化等のために生じた人材ニーズに対し、自らの意思により応募することができる制度
社内フリーエージェント制度 ジョブ・チャレンジ制度 能力開発やキャリア形成に主体的に取り組み、新しい業務(部門)にチャレンジしようとする従業員を支援するための制度
ポジション・エントリー制度 希望するポジションに自らチャレンジできる制度
自己申告制度 キャリアレビュー 業務に対する興味、適性、異動希望等を申告情報は上司がキャリア開発・人材育成に活用

研修体系

当社は、従業員に対して人材育成の「場」と「ツール」を提供し、従業員は自立、自発的にこれらを活用する仕組みになっています。

研修体系

研修体系図

新入社員研修

新入社員を対象とした基本研修は3年間続きます。
「主体性をもって取り組み、自律的に考えて行動する」ことを3年間の達成目標とし、身近な相談相手、先輩として任命されたコーチャー(育成担当者)とともに二人三脚で育成カリキュラムに取り組んでいます。

全社教育

組織の中でリーダーシップやマネジメントを発揮できる人材の育成
主任研修
(リーダーシップ研修)
組織業績を意識し、周囲を巻き込みメンバーを牽引する
管理職研修
(マネジメント研修)
個人と集団に働きかけて、組織業績を達成しながら変革を推進する
部長候補者研修
(上位マネジメント研修)
対立や葛藤を乗り越えながら変革・改革を起こし、組織の持続的成長を実現する

技術教育

「事業を支える高い実務遂行能力を備えたプロフェッショナル人材の育成」

・サービス事業スキルの強化

全社重点強化資格(選抜) 全社で定めた4つの重点資格について、対策講座を統一開催(選抜制)
プロジェクトマネジメント人材育成 資格取得による知識に加え、経験豊富な社員によるケースメソッド演習を実施(伝承の場)
社外資格取得支援制度 事業領域と発展に必要な人材を育成するため、事業領域に合致した社外認定資格の取得を支援
・グローバル研修

当社では、グローバル事業拡大に向けて、できるだけ早い段階でグローバルを経験させるなど、従業員の意識改革に取り組んでいます。
海外業務研修では、当社の海外現地法人にて実際の業務を経験することでグローバル事業に必要な知識やその国の慣習・文化、言語を習得し、次世代を担うグローバル人材の育成強化を実践しています。

・グローバル研修プログラム

研修 目的 研修場所 期間
海外業務研修 現地実習を通じて海外業務知識、スキル、言語を習得 海外現地法人 1年間
海外短期派遣研修 異文化コミュニケーションを体感し海外への意欲が高い人材の育成 タイなど 8日程度
ミッショングローバル研修 国籍の違いを障壁でなく機会と捉えて業務を遂行できる人材の育成 ベトナムなど 8日程度
海外現地法人ローカル社員研修 当社グループとしての問題意識の共有とビジネス展開を率先できる人材の育成 東京 11日程度

技術力・施工力の維持向上

専用施設による実践的な研修

当社は、2020年秋に5Gを担う人材育成や技術検証を行う新たな拠点「新川崎テクニカルベース」を開設しました。5Gの基地局やコアネットワークに関する技術を、実機を用いて高めることができる施設を備えており、5G関連技術を含む技術者育成を強化しています。

新川崎テクニカルベース

新川崎テクニカルベース

DX技術強化とダイバーシティ強化のための人材育成

当社では、マテリアリティに定めた「コミュニケーションで創る包括的で持続可能な社会」を目指し、DX人材を育成・補強する方針で取り組んでいます。国内や海外現地法人では、各地域における高スキルを保有する優秀な人材を採用・補強しており、今後は、日本のマーケットに対応したIT 技術者養成を行っているハノイ工科大学等、海外人材の採用も引き続き強化していきます。これらの施策により、さまざまな専門分野を持つ人材が、性別や国籍を問わず、互いに尊重し合いながら多面的な議論を行うことで、大きなイノベーションを起こしていけるように組織変革を進めています。また、情報系だけでなくデータの処理・活用に強い理学系分野や、人とAI の協調による課題解決を実現するために人文学系分野や法学系分野など多様な人材の採用も強化しています。

社外資格取得支援

事業の健全な遂行と発展に必要な人材の育成のため、当社が認定した社外資格を取得しようとする従業員および社外資格取得者に対して費用の支援や、社内講師による対策講座の開講等を実施し、技術、知識等の向上を図っています。