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2015年9月
ルート工作

Report:Tomoyuki Fujisawa

場所:昭和基地

第56次隊の藤澤 友之氏が、昭和基地から現地の様子をレポートしてくれました。

藤澤氏レポート

ルート工作

9月1日より4泊5日でルート工作に参加してきました。
ルート工作というのは海氷(凍った海)上の安全に移動できるルートを作る為に氷の厚さを徐々に測りながら移動し、安全な移動ルートに目印となる旗を立てていく作業です。
今回の目的地はラングホブデとスカルブスネスという二つの観測拠点でどちらも南極大陸の沿岸部でした。
野外作業で撮影した写真をご覧ください。

海氷上に残った雪上車の走った跡。
午後3時でも日が低いです。


海氷上に残った雪上車の走った跡。午後3時でも日が低いです。

ルート近くの氷山。50mくらいの距離から撮影しました。
氷山の周囲はウインドスクープと呼ばれる窪地ができていて、危ないので近づくことはできません。


ルート近くの氷山。50mくらいの距離から撮影しました。氷山の周囲はウインドスクープと呼ばれる窪地ができていて、危ないので近づくことはできません。

ラングホブデの観測小屋にて。
基地とは違った景色に掛かるオーロラは新鮮でした。


ラングホブデの観測小屋にて。基地とは違った景色に掛かるオーロラは新鮮でした。

スカルブスネス観測小屋から鳥の巣湾まで往復2時間歩いた後の様子。
歩いているので本人としては寒く無いですが、まつ毛やひげが凍っていました。


スカルブスネス観測小屋から鳥の巣湾まで往復2時間歩いた後の様子。歩いているので本人としては寒く無いですが、まつ毛やひげが凍っていました。

スカルブスネスにあるシェッゲという岩壁。
氷河に削られて手前側が切り立った崖のようになっていますが、
反対側は普通のなだらかな斜面になっています。
高さは400mです。

スカルブスネスにあるシェッゲという岩壁。氷河に削られて手前側が切り立った崖のようになっていますが、反対側は普通のなだらかな斜面になっています。高さは400mです。