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弧状推進工法を用いた洋上風力発電所の設備工事を開始
~海洋環境への負荷を最小限に抑えることで、クリーンエネルギーの普及に貢献~

2023年3月17日
NECネッツエスアイ株式会社

 NECネッツエスアイ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:牛島祐之、東証:1973 NESIC)は、清水建設株式会社(本社:東京都中央区、取締役社長:井上和幸)が請負う富山県入善町沖で計画されている洋上風力発電事業において、海底送電ケーブルの陸揚げ管路設置工事を受注し、このたび工事を開始します。本工事には、弧状推進工法(HDD:(注)以下、HDD工法)を使用し、2023年4月上旬の完工を予定しています。

 近年、安定的かつ高効率な発電が可能である洋上風力発電が、世界中で注目を集めています。洋上風力発電所には、発電した電気を洋上から地上に送る送電線が必要となりますが、送電線を海底に敷設する際、海中の地形や生態系に影響を及ぼす可能性があるため、自然環境への負荷を最小限にする手法が求められています。

 本工事で用いるHDD工法は、専用の大型掘削機で、地上から洋上の建設地点まで地中を掘り進め、送電ケーブルを通す管路を設置するものです。地中に管路を設置できるため、海底面を開削する必要が無く、自然環境への負荷を最小限に抑えることが可能です。
 当社は、これまでに海底の光通信ケーブルの陸揚げなどを通じ、様々な環境下でのHDD工法の施工実績を積み重ね、ノウハウを蓄積してきました。このたびの受注は、当社のこうした技術力の高さが評価されたものです。

HDD工法の概要

HDD工法に使用する大型掘削機(当社所有)

 当社は今後もHDD工法を活用して、クリーンエネルギーである洋上風力発電の普及につなげ、カーボンニュートラルの推進に貢献していきます。 

以上

海底送電ケーブルの陸揚げ管路設置工事の概要

所在地 :富山県入善町沖
掘削工区:250m
工  期:2023年4月上旬完工予定

弧状推進工法(HDD)について

 
注:HDD:Horizontal Directional Drilling

※ 記載されている会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。

NECネッツエスアイのマテリアリティ

当社は、社会の持続的発展への貢献と自社の持続的な成長の実現のために重要な6つの取り組みを
マテリアリティとして特定し、「コミュニケーションで創る包括的で持続可能な社会」の実現を目指しています。

関連URL

SDGs(持続可能な開発目標)への貢献

SDGsとは、「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現のため、国連で採択された2030年を年限とした17の国際目標です。
NECネッツエスアイグループでは、「コミュニケーションの創出による価値提供」を通じて、世界中の人々が安心・安全で豊かに暮らせる社会の実現をめざし、SDGsの目標達成に貢献してまいります。

本件の貢献項目

7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに

13 気候変動に具体的な 対策を

14 海の豊かさを守ろう

17 パートナシップで  目標を達成しよう

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本件に関するお客様からの問い合わせ先

ネットワークソリューション事業本部 社会基盤システム事業部 海洋通信システム部
電話 :044-738-3117
E-Mail:nesic_hdd@ml.nesic.com

明日のコミュニケーションをデザインする

NECネッツエスアイは、お客様の目線に立った
これからのコミュニケーションをデザインする会社として
お客様の価値向上に取り組んでまいります。