2013年12月21日

昭和基地到着

reported by Hiroshi Tanaka
(NECネッツエスアイ)

場所:昭和基地

無事、昭和基地に到着した水田氏(左)。第54次隊員の田仲宏至氏とポーズ

水田氏は、オーストラリアのパースへ移動後、南極観測船「しらせ」に乗船し、12月14日に無事、昭和基地に到着しました。 昭和基地で到着を待ちわびていた第54次隊員の田仲宏至氏から、水田氏の到着の様子をレポートしてくれました。

「およそ一年ぶり、日本から遠く離れた南極の地での再会に感激するとともに、越冬も残りわずかと感慨深い気持ちでした。 しらせは、厚い氷のため連続砕氷が難航し、『今年も接岸は無理か・・・・』と断片的に入ってくる情報に気持ちが沈みかけましたが、 その後しらせは一気に歩みを進め、予定より3日ほど早く昭和基地から約11マイルの停留点に到着しました。 今年は、しらせが砕氷航行を行うコンディションとしては、昨年より多少良いようです。 まだまだ予断は許しませんが、3年ぶりの接岸、そして見晴らし岩の沖に見えるしらせの姿に思いを馳せております。 今後は、55次隊夏オペレーションの支援をしつつ、衛星受信棟内、アンテナレドーム内の多目的アンテナ設備の引き継ぎ作業に入り、 歴代OBの方々が保守してきて下さった設備を無事に水田氏へ引き継ぎし、滞りなく54次隊任務を終わらせる所存です。」

そして、昭和基地に到着したばかりの水田さんからもメールが届きました。南極では早速ハードな生活に突入したようです。

「到着した夜は早速、田仲隊員と久々に再会を果たし、多目的アンテナの状況の説明や、衛星受信棟を案内していただきました。 これからしっかりと引き継ぎを行い、来年の56次隊に引き継ぐまで、アンテナを維持運用していくことの重要さを改めて感じました。 そして、昭和基地に到着して早速の夏作業、なかなかハードな毎日を送っております。 7時45分のラジオ体操に始まり、18時まで土木等設営作業、21時から23時まで衛星受信(多目的アンテナ)引き継ぎといった感じです。 夏隊の方々は到着して1か月半で数か月準備した業務を一気に終わらせるので、越冬隊も負けじと一緒に働いております。 現場仕事の多いNESIC(NECネッツエスアイ)で鍛えられた自分はまだまだ平気ですが、 主に観測業務に携わっている隊員たちは、土木建築作業のハードさに苦労している人もいるようです。」

年明けの1月4日、しらせが3年ぶりに昭和基地に接岸したというニュースが入ってきました。 約600メートルの接岸地点から直接パイプで燃料を送ることができ、懸念されていた燃料不足問題も解消されるようです。

これから活動が本格化する水田さんのレポートが、楽しみです。

作業現場近くに現れた3匹のアデリーペンギン
おそらくカニクイアザラシと思われる・・・
管理棟屋上防水工事(ウレタン吹き)
接岸直後のしらせ