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オールインワン・コア一体型ローカル5Gシステム/HYPERNOVA
概要
国産・オールソフトウェア(基地局/5Gコア)・小型・高性能・省エネ・扱いやすい・機動性の高いオールインワン・コア一体型ローカル5Gシステムです。
通信に必要な全ての機能(5Gコア/CU (※1) /DU (※2) /RU (※3) )を小型筐体に集約し、ソフトウェア無線(SDR (※4) )技術の活用によって汎用サーバに搭載することで、小型・省エネ、かつ高スループット・高可搬性を実現します。
5Gコアまで一体型で、持ち運びもでき、様々なユースケースを迅速に検証して頂けます。
特徴
コア一体型の設計で可搬性を実現
5Gコアまで含めてオールインワンの構成により、1台置くだけでローカル5Gネットワークを構築できます。複雑な構築作業は不要、電源を入れるだけでお使いいただけます。
また、一体型の実現により、冗長なデータ伝送を抑制し、エネルギーの浪費を削減できます。電源常設がない場所でも、市販のポータブル電源等で稼働できます。
小型なのに高性能
高出力で約300~500mの中規模エリアを構築。また、700Mbps超※の超高速アップリンク通信を用いて、低遅延な高精細映像伝送を可能にし、高画質のストリーミング配信や映像視聴等において、快適なユーザーエクスペリエンスを実現できます。
※TDD(※5)パターン3の場合
ソフトウェア実装のため無線のカスタマイズ性が高い
ソフトウェア無線(SDR (※4) )技術の活用により、TDD(※5)同期・準同期パターンに対応できます。ご利用の目的に応じて、最適な無線通信環境をお選びいただけます。
また、本システムは新たな機能追加や性能向上等、迅速に最新の通信規格へ対応できます。
※TDDパターン2とTDDパターン3はオプションになります。
ローカル5G活用例
防災・緊急時対策
通信事業者のサービス(4G/LTE)が途絶えた場所に持ち運んで、安定した業務ネットワークを迅速に構築。
- 被災地での音声・映像での情報共有
- 災害現場での作業員のコミュニケーション手段の確保
(地震・河川・土砂災害の復旧作業など)
土木・建設現場対応
郊外・山間部・高層ビルなど土木・建設工事の現場に持ち運んで、半径数百mの範囲に、仮設の専用無線ネットワークを実現。
- ICT建機やロボットの遠隔操縦による施工現場省力化・自動化
- 多拠点での現場状況監視や、遠隔臨場の実現
- ドローン映像による遠隔での調査・測量
スタジアム・アリーナやイベント対応
小型なので、スタジアム・アリーナから持ち出して、地域イベントやロケーション撮影等に手軽に利用することが可能。
- 放送現場の無線化、ケーブルカットによる業務効率化
- カメラ映像による入退場管理、不審行動の検知
- イベントスタッフ・警備員の間での業務コミュニケーション
システム構成
本システムの標準的な構成です。
シンプル構成で、低コスト・短期間でのローカル5Gのエリア構築が可能です。
(※1)Radio Unit(RU)5G基地局・無線部
(※2)Central Unit(CU)5G基地局・集約部
(※3)Distributed Unit(DU) 5G基地局・デジタル部
(※4)Software Defined Radio(SDR)ソフトウェアの制御により複数の無線通信方式に一つの無線通信装置で対応する技術
(※5)Time Division Duplex(TDD)時分割複信
(※6)Customer Premises Equipment(CPE)顧客宅内機器
(※7)5G New Radio(5G NR)第5世代移動通信システム向けの無線通信方式
(※)HYPERNOVAは、NECネッツエスアイ株式会社の商標登録出願中の商標です。
(※)記載されている会社名、サービス名、商品名は、各社の商標または登録商標です。