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2019年4月
スノーモービル、雪上車操縦訓練、野外オペレーション
Report:Yusuke Utsumi
場所:昭和基地
第60次隊の内海 雄介氏が、昭和基地から現地の様子をレポートしてくれました。
内海氏レポート
こんにちは。今回は越冬期間の様子を紹介します。
スノーモービル、雪上車操縦訓練
越冬が始まってから2ヶ月が経ち、隊員たちも基地での生活に慣れてきました。
南極地域観測隊では越冬期間中も多くの活動を行う為、各種訓練を怠りません。
今月は雪上車の操縦やスノーモービルの運転などを訓練しました。国内で免許を取得していても、ペーパードライバーでは命の危険に晒されますので、安全な場所で慣れるまで操縦します。
スノーモービルの訓練をする隊員_1
スノーモービルの訓練をする隊員_2
雪上車の運転訓練
このように訓練を重ね、野外オペレーションへ参加します。
野外オペレーション
野外に出てまず初めに行うのは「ルート工作」といった作業です。昭和基地は東オングル島という島にある為、南極大陸や露岩域の調査をするためには海氷を渡らなければなりません。そのために安全な道(ルート)の確保をします。
ドリルで海氷に穴を開ける隊員
海氷上のクラック
ドリルで穴を開け、海氷の厚み測定しながら、安全なルートに旗を立てて進みます。途中の危険なクラックなどにも目印をつけ、目的地を目指します。ルートを完成させた後、改めて観測を行います。
厳しい自然環境ですが、互いに協力し合って遂行します。次回も越冬生活についてレポートしたいと思います。