2010年9月

51次隊夏作業レポート(作業内容編:3)

E-mail:Kinjo Yoshinao

場所:昭和基地

今回は、昭和基地で多目的アンテナ保守として観測支援活動を行っている金城氏より送られてきたレポートの中から、インテル設備保守、VLBI観測、デルタアンテナ建設、そして、「南極授業」に参加した様子を紹介します。

51次隊 金城氏からのメール

  1. インテル設備保守

    インテル設備の保守、不具合調査の支援を行いました。
    観測データの送信、ネットやメールが常時使用出来るなど、観測隊にとってかなり重要な設備です。


インテル設備保守の支援中
  1. VLBI* 観測

    地圏隊員が実施するVLBI観測は、多目的アンテナで受信する為、設備担当として観測支援を行いました。24時間、48時間連続の観測となるので、前次隊や他の部門の隊員にも支援していただきました。

    * VLBI(Very Long Baseline Interferometry:超長基線電波干渉法):はるか数十億光年の彼方にある電波星(準星)から放射される電波を、複数のアンテナで同時に受信し、その到達時刻の差を精密に計測する技術のこと。(出展:国土地理院HPより抜粋)

  1. 40メートルのデルタアンテナ建設

    電離層観測用の40メートルアンテナを建設しました。
    建設時は、別工事と日程が重なり27メートルまでしか工事に関わることが出来ませんでしたが、後日、最終確認の為、担当隊員と一緒に40メートルまで登りました。
    昭和基地にある建造物としては最も高いので、見晴らしは最高でした。


40メートルアンテナ

アンテナの点検中

気球の放球
  1. その他

    51次隊では現役の学校の先生が南極から授業* をしました。
    先生方は、しらせ乗船中から授業のネタ用に各隊員の仕事を取材していました。私も自分の仕事について説明しました。授業の中で一瞬ですが写真入りで紹介され、うれし恥ずかしでした。
    また、リハーサルにもタイムキーパとして参加しました…さすが現役の先生、時間配分バッチリでアドバイスすることは何もありませんでした。本番もスタッフとして参加したかったのですが、作業があり参加できませんでした…残念。

    * 衛星通信を使ったテレビ会議による授業。

以上、金城氏からのレポートでした。

金城氏から届いた南極のレポートを読んでいて、現地での観測活動は、インテルの設備とそれを保守する力があってこそ、順調に行えるものだなと、当社の仕事の重要性を再認識できました。
それにしても、40メートルの高さからの見晴らしは、一度見てみたいものですね!

今回で作業レポートは終わりです。
次回は、南極での生活を紹介する予定です。お楽しみに☆