2012年2月17日

吉岡氏南極到着及び高平氏しらせへ帰還

E-mail:Takeshi Yoshioka

場所:昭和基地

11月25日に南極へ出発した吉岡氏が、12月22日に53次隊の先鋒として昭和基地に無事到着しました。現在は南極での観測活動中です。
今年も氷の状況が厳しく、二代目しらせの砕氷能力でも、一日数キロしか進まない状況とのことで、昭和基地への接岸を断念するというアクシデントに見舞われたそうです。

2月17日には、その吉岡氏にバトンタッチした52次隊の高平氏が無事しらせに帰還したとのメールも頂きました。
今回は高平氏がしらせへ帰還する感動の一部始終を紹介します。

吉岡氏メール

本日(2/17)8時(昭和時間)、高平隊員を無事しらせに帰還させることができました。
13日に殆どの52次隊員が帰還されましたが、最終引継イベントとなるVLBI* が15日にずれ込んだため残留要請し、本日まで残っていただきました。

本日8時の便は高平隊員だけの搭乗ですが、出発直前に石沢53次越冬隊長含む、53次の全隊員が見送りに来てくれました。

大勢の隊員と握手する光景は感動的でした。
しらせ接岸断念による氷上輸送で、高平隊員の活躍は53次隊の中でも有名です。
多目的アンテナ部門の隊員として大変誇らしい思いでした。

例年とは違う昭和基地生活の最後でありました。
帰国後は暖かく迎えていただき、労いの言葉をかけてあげてください。

下記の写真はヘリポートでの光景です。


出発前、ヘリポートにて

握手を交わす52次高平氏(左)と53次吉岡氏(右)

見送りの様子

ヘリへ乗り込みいよいよ出発

離陸直後

ここ数日は、早く帰りたい気持ちと、名残惜しい気持ちが入り混じっているようでした。
心配は無用と送り出しましたが、いざ送り出すと不安と寂しさがこみあげてきました。

いよいよ53次の越冬生活が始まりです。
無事任務を全うできるよう努力する所存でございます。

それでは、また近況報告させていただきます。

*VLBI(Very Long Baseline Interferometry:超長基線電波干渉法)とは、はるか数十億光年の彼方にある電波星(準星)から放射される電波を、複数のアンテナで同時に受信し、その到達時刻の差を精密に計測する技術です。(国土地理院HPより抜粋)

52次隊員として活躍した高平さん、お疲れ様でした。日本でお待ちしています。

そして、これから越冬する吉岡さん、色々な報告楽しみにしています。お体に気をつけてがんばってきて下さいね。(「越冬隊の今」東京編集チーム)