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NECネッツエスアイ、CVC第1号案件として、北米で先進的なサポートサービス事業を展開するBoomtown Networkへ出資
~オムニチャネル×シェアリングエコノミーによる次世代のサポートサービスを創出~
2018年4月27日
NECネッツエスアイ株式会社
NECネッツエスアイ株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役執行役員社長:牛島祐之、東証:1973 以下NESIC)は、オープンイノベーションの推進を目的に運営を開始したCVC(注1)ファンド「ネッツ・イノベーション・ベンチャー有限責任事業組合」(以下、本ファンド)の第1号案件として、AIなどの最新技術を活用したオムニチャネル対応のコンタクトセンターと、シェアリングエコノミーの概念を取り入れたオンサイトサポート網とを組み合わせた次世代サポートサービス事業を展開するスタートアップ企業Boomtown Network, Inc.(本社:アメリカ カリフォルニア州、CEO: Alfred Kahn IV、以下 Boomtown)への出資を完了しました。
この度出資するBoomtownは、お客様からのサポートサービスの問い合わせに対し、従来の電話やEメールによる対応だけでなく、自動応答(チャットボット)やソーシャルメディア、SMSによるオムニチャネルの概念に加え、AIを組み入れた次世代コンタクトセンターの運営ノウハウを有しています。また、オンサイトサポート対応時は、事前に登録されているサポートエンジニアの稼動時間や位置情報、スキルセットなどの諸条件から自動でマッチングされお客様に派遣されるなど、シェアリングエコノミーの概念が取り入れられています。また、業務プロセスをAIにより自動化して運用することで、従来の専属エンジニアによるサポート体制よりも安価で効率化されたサービス提供を実現しています。
近年、日本は人手不足によりIT技術者の不足が深刻化しております。また、ITシステムのクラウド化の加速により、大/中小企業における業務系サービスの利用形態の違いが無くなることでコモディティ化が進んでおり、サービスを利用する企業に対するサポートサービスにおいても変革が求められてきています。
このBoomtownの仕組みにより、優秀なエンジニアを効率よくオペレーションすることが可能となるだけでなく、シェアリングの仕組みにより、優れた技術や経験をもつフリーランスやシニア層のエンジニアの有効活用も図ることができ、また、新しいサポートサービスのモデルにも対応することができます。
NECネッツエスアイは、最先端のサポートサービスに関するノウハウ・システムを持っている同社に出資し、ビジネスモデルや次世代サポートサービスを実現するプラットフォームを取り込むことによって、NESICのサポートサービス事業の改革を行なってまいります。そして、Boomtownの仕組みとNESICの強みである全国対応のサポート基盤と組合せることで、大手企業やクラウドサービスを提供する大手ベンダー向けに実施してきた全国対応のサポートサービスをより安価かつ柔軟に、また、中小企業や中小のクラウドベンダー、スタートアップ企業にもご利用いただきやすい価格で提供することでお客様の新しいビジネスの創造に貢献していくとともに、きめ細やかなサポートサービスの提供を実現します。
なお、本サポートサービス基盤について7月からは日本国内でのPoC(Proof of Concept:実証実験)、10月からは国内にける実用展開を予定しており、3年間で、本関連事業売上50億円を目指してまいります。
今後も、新たな価値の創造/新事業の創出、オープンイノベーションの推進に向けて、様々なスタートアップ企業への投資を積極的に行ってまいります。
NECネッツエスアイが目指す次世代サポートサービス像
【参考】出資先会社の概要
商 号:Boomtown Network, Inc.
設 立:2014年9月
代表者:Alfred Kahn IV
URL :https://www.goboomtown.com/
以上
注1:CVC
Corporate Venture Capital の略。投資会社がキャピタルゲインを目的としたべンチャーキャピタル(VC)と異なり、事業会社が本業との事業シナジーを目的にベンチャー企業へ出資するVC。
※ 記載されている会社名、サービス名、商品名などは、各社の商標または登録商標です。
本件に関するお客様からの問い合わせ先
新事業開発部
E-mail:future@ml.nesic.com
NECネッツエスアイは、
お客様の目線に立ったこれからのコミュニケーションをデザインすることで、
お客様の価値向上に取り組んでまいります。