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IoT機器の通信を自動で最適化する次世代通信基盤の研究開発を推進
~安定した通信環境の実現に向けたNICT公募の新規委託研究に採択~

2026年7月14日
NECネッツエスアイ株式会社

 NECネッツエスアイ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長 兼 CEO兼CENO:大野 道生、以下 NECネッツエスアイ)は、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が公募した「革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))(注1)基金事業」の新規委託研究に採択され、IoT機器向けの次世代通信基盤に関する研究開発に取り組みます。
 本研究開発は、インフラや産業分野で活用されるIoT機器が、利用環境の変化や災害時などにおいても安定して通信を継続できる仕組みの実現を目指すものです。

 近年、IoT機器はインフラや産業、防災領域など幅広い分野で、場所や環境を問わず活用が進んでいます。こうしたIoT機器の多くは特定の通信事業者の回線を利用していますが、時間帯や日付によって電波強度が変化したり、通信事業者によって通信可能なエリアが異なるケースがあります。また、自然災害や通信障害の発生時には通信環境が不安定となり、インフラや重要なサービスの運用に影響を及ぼす可能性があるため、平時・有事を問わず、継続して安定的な通信環境を確保することが重要です。
 こうした状況では、通信キャリアをまたいで最適な回線を柔軟に選択し、必要に応じて自動的に切り替えられる仕組みが有効です。本研究開発では、通信環境の変化に柔軟に対応しながら安定した接続を維持できる技術の開発に取り組みます。

 本研究開発では、eSIM(注2)において、利用する場所や状況に応じて、最適な通信プロファイル(注3)の選択・切り替えを自動的に行う仕組みと、日本国内の制度や運用要件に適合した国産RSP(注4)基盤技術を開発し、安定した通信品質を確保できる基盤の構築を目指します。

 NECネッツエスアイは、本研究開発を推進することで、IoT機器の最適な通信を支える次世代通信基盤技術の社会実装を目指すとともに、本研究開発で得た知見や成果をもとにソリューションを開発し、それらの提供を通じて様々な社会課題の解決に貢献していきます。

以上

※本研究開発の正式な名称は以下の通りです。
「(採択番号:10101)自動的に端末がマルチプロファイル対応 eSIMに登録されているキャリアの中から最適なプロファイルに切り替える技術を具備した eSIM IoTプラットフォームと国産 RSP基盤技術の研究開発および標準化」

注1:Beyond 5G(6G)
現行の5G(第5世代移動通信システム)の次の世代にあたる通信技術の総称。超高速・超低遅延・多数同時接続などの性能向上が期待されている。

注2:eSIM
端末に内蔵された通信契約を書き換え可能なSIM。SIMカードを差し替えることなく、通信事業者の設定を遠隔で追加・変更できる仕組み。

注3:通信プロファイル
通信事業者の回線情報や認証情報などをまとめた設定データ。eSIMでは、この通信プロファイルを切り替えることで利用する通信事業者を変更できる。

注4:RSP(Remote SIM Provisioning)
eSIMに格納される通信事業者の設定を、遠隔から安全に配信・更新・切り替えする仕組み。

※ 記載されている会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。

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