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2017年8月
ルート工作、オーロラ、野外観測支援
Report:Katsuhide Shibata
場所:昭和基地
第58次隊の柴田 勝秀氏が、昭和基地から現地の様子をレポートしてくれました。
柴田氏レポート
ルート工作
昭和基地は南極大陸から4km離れた東オングル島という島にあるので、南極大陸に調査に行くためには、凍った海の上を移動する必要があります。海氷の上には道路がないので、氷の厚さを測り雪上車が安全に往来できる道を確保します。この作業をルート工作と呼びます。
赤い旗を次々立てて道を伸ばす

青い旗はクラック(氷の割れ目)など危険な場所の目印

オーロラ
オーロラがきれいに見られる夜は意外と少なく、晴れていること、月明かりが無いこと、オーロラ自体が強いことなど色々な条件がそろわないときれいなオーロラは出てくれません。
管理棟とオーロラ

オーロラの形は刻々と変化します

野外観測支援
58次隊の越冬期間の後半には、一部の隊員がドームふじ基地(注)まで遠征します。南極大陸上にあるS16という中継ポイントで燃料を積んだソリや雪上車の整備を行い、旅の準備作業を支援しました。
注:ドームふじ基地
沿岸部の昭和基地から約1000km内陸側にある日本の観測基地。
雪に埋まってしまったソリ

雪を掘って引っ張り出します

大陸用大型雪上車のメンテナンスも実施
