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2015年7月
極夜明け、レスキュー訓練

Report:Tomoyuki Fujisawa

場所:昭和基地

第56次隊の藤澤 友之氏が、昭和基地から現地の様子をレポートしてくれました。

藤澤氏レポート

極夜明け

一月半に渡る極夜が明け太陽が地平線から昇ってきました。
空の明るさは変わらないのですが、太陽のまぶしい光がこんなにもありがたいものだとは気が付きませんでした。
極夜期間はそれ程気分が落ち込んでいる実感はありませんでしたが、久しぶりの太陽を見たときのすがすがしい気分を感じて、実は落ち込んでいたのかもしれないと思いました。

極夜明けの日の出。雲で太陽の形がはっきりとは見えませんでした。

極夜明けの日の出。雲で太陽の形がはっきりとは見えませんでした。


レスキュー訓練

間もなく始まる野外活動に向けて屋外でのレスキュー訓練が開催されました。
氷河や海氷の割れ目(クラック)に落下した救助者を引き上げるという想定で訓練を行いました。

ロープで救助者を助けに降下していく隊員。

ロープで救助者を助けに降下していく隊員。


管理棟のすぐ脇にある雪庇をクラックに見立てて、ロープを使って数メートル下にいる要救助者をそりに乗せ引き上げます。
写真は私が撮影したものですが、今回も、けが人役としてそりに乗せられて引き上げられました。