2020年8月26日
砺波市
となみ衛星通信テレビ株式会社
NECネッツエスアイ株式会社

　砺波市（所在地：富山県砺波市栄町7番3号、砺波市長：夏野 修）は、市民の安全確保、災害時の情報収集と速やかな対応を目的に、となみ衛星通信テレビ株式会社（所在地：富山県南砺市八塚568-2、代表取締役社長：河合 常晴）とNECネッツエスアイ株式会社（所在地：東京都文京区後楽2-6-1　飯田橋ファーストタワー、代表取締役執行役員社長：牛島 祐之）の協力のもと、ソニーネットワークコミュニケーションズの『ELTRES™ IoTネットワークサービス(エルトレス　※１ 以下ELTRES™）』を活用した「ため池監視システム（以下、本システム）」を「若林口用水路遠隔監視システム」として導入しました。

　砺波市は、長距離のデータ通信や低消費電力といった特徴を持つ次世代ＬＰＷＡ(※２)無線通信『ELTRES™』を活用し、水位情報をクラウド上で管理することで、インターネット回線があれば、担当者がパソコンやスマートフォン、タブレット等からでも水位を確認することが可能となりました。従来、特定の職員が市役所内で水位確認をしていたものを、場所やデバイスを選ばずに確認することができるようになり、業務の効率化と利便性の向上を実現しています。また、閾値を超えた場合には、担当者にメールが送られ、これによりゲリラ豪雨など突発的な災害にも即時対応できるようになりました。現在、市内の若林口用水路と太郎丸調整池の計４箇所で設置がされており、上流から下流までポイントごとに随時監視がされています。

　この『ELTRES™』を活用したため池監視の商用サービスの展開については、全国初の取り組みとなります。

ポイント

　①　次世代ＬＰＷＡ無線通信『ELTRES™』を活用したため池監視では全国初の商用サービス
　②　これまでよりも安価に通信回線を導入、維持が可能
　③　クラウド上で情報を管理し、業務の効率化と高い利便性を実現
　④　タイムリーな情報共有で災害等が発生した際の速やかに対策検討に寄与

会社紹介

となみ衛星通信テレビ株式会社について

　となみ衛星通信テレビ株式会社は、富山県の南西部（砺波市、南砺市、小矢部市）をサービスエリアとしたケーブルテレビ局です。
　「暮らしに喜びを広げるケーブルテレビ」のキャッチフレーズのもと、情報通信技術を通して市民や企業に、広くより多くの情報を提供するとともに、地域の安心安全の確保に努め、明るく豊かな社会づくりに貢献しています。これまでも砺波市に様々な情報通信技術を提供しており、今回システムを提供することとなりました。

NECネッツエスアイ株式会社について

　NECネッツエスアイ株式会社は、ネットワークをコアとするICTシステムやクラウドサービス、DX（デジタルトランスフォーメーション）ブランドである「Symphonict（シンフォニクト）」のソリューションなどを活用し、お客様の課題解決と、安心・安全・快適でより便利な社会の実現に向けて様々な提案、サービスの提供をしています。
　本システムでは、水位監視用電池式IoT通信システム(※３)や通信のための回線などの準備し、運用環境の構築に携わっています。