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SIPトランキングサービス
概要
SBC(セッション・ボーダー・コントローラ)を使用し、PSTN回線で提供されているトランキングサービス(主に外線通話サービス)をキャリアIP網に直収します。これにより高価なBRI/PRI回線を維持する必要がなくなり、IPネットワーク経由の安価なIP電話サービスを利用することで運用コストの削減が見込まれます。
NECネッツエスアイでは、Ribbon Communications(旧Sonus)社と一次代理店契約を締結しています。当社は、豊富なSBCの導入・国内キャリアIP網への接続実績を元に、スムーズなSIPトランキングサービスへの移行をサポートします。
特長
マルチメディア・コンタクトセンター アバイアとの連携
国内コンタクトセンター市場において10年以上トップシェアを持つマルチメディア・コンタクトセンター アバイアのコールセンターシステムをSBC経由で国内キャリアIP網への接続する検証試験を実施済です。海外では既に実績のあるアバイアのコールセンターシステムのSIPトランキングサービスへの移行を国内でも実現します。
ユニファイドコミュニケーションの統合
Microsoft Lyncで提供される会議等のサービスをSBC経由で国内キャリアIP網に相互接続し、ユニファイドコミュニケーションの基盤を構築します。またNECネッツエスアイが提供するSBCは、冗長構成による可用性の向上が可能です。
導入イメージ
SBCの必要性
SIPトランキングサービスへの移行には、国内キャリアIP網へ接続・回線制御・SIP信号の差分吸収・セキュリティ機能を実現するSBCの導入が必須となります。グローバル市場ではSBCを導入し、IP直収のSIPトランキングサービスの展開が進んでおり、国内でも導入の加速が見込まれています。
SBC導入のメリット
コストの削減
PSTN回線から国内キャリアIP網に移行する
- BRI/PRI回線から安価なIP電話回線に移行することで運用コストを削減
- 割安なIP電話サービスで長距離・国際電話の通話コストを削減
セキュリティ対策
SIPの脆弱性を狙った様々な攻撃パターンを防ぐ
- 内部トポロジの隠蔽でサーバへの不正アクセス・不正侵入を防御
- ウィルス、ボット等からの一斉攻撃によるサーバの負荷高騰を抑制
- 端末故障や停電からの一斉復旧によるREGISTERの大量送信を軽減
他ベンダ間の相互接続(SIP差分吸収)
SIPヘッダに任意の値を追加・変更・削除し、相互接続を可能にする
- IP-PBX側のSIPプロトコルスタック開発・改修コストを削減
- 異種呼制御プロトコル(H.323⇔SIP 等)間の接続が可能
- 異種コーデック(G.711とG.729 等)間の接続が可能
機器設置スペースの削減
不要なラックスペースの撤廃と管理製品を削減する
- 最大26PRI分の回線(598ch)を1台のSBCに集約することが可能
製品ラインナップ
小規模エンタープライズ向け
SBC 1000
(up to 192 sessions)
- 4PRI回線/8BRI回線を収容可能
- SIP192セッションまで対応
- オフィス利用数が5~500人数程度の規模を想定
中規模エンタープライズ向け
SBC 2000
(up to 600 sessions)
- 16PRI回線を収容可能
- SIP600セッションまで対応
- オフィス利用数が50~5000人数程度の規模を想定
大規模エンタープライズ向け
SBC 5400
(up to 75000 sessions)
- HA構成の実現が可能
※記載されている会社名、サービス名、商品名は、各社の商標または登録商標です。