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2026年4月
昭和基地の夏
正木隊員 レポート
昭和基地では12月下旬から2月上旬までを夏期間と呼び、今年1月の平均気温は0.0度と比較的日本の冬に近く、過ごしやすい日々が続きました。またこの時期は「白夜期」と呼ばれる、太陽が沈まない期間でもあります。寝ても覚めても明るい環境が続くため、体調管理には特に気を使って過ごしました。
夏期間の主なミッションは燃料や物資の輸送、そして業務の引継ぎです。私が主に保守・運用を担当している多目的大型アンテナには、南極の厳しい気候から設備を守るため「レドーム」と呼ばれる大きなカバーが設置されています。レドームの表面は強風やブリザードの影響で少しずつ摩耗していくため3か月に一度、補修材で表面をコーティングする作業を行っています。
レドーム(黒い半球体)とハロ(太陽の周りの円)
高所作業車に乗りレドームのパネルを補修
また他の隊員の業務支援も行い、そのひとつに電離圏の観測に用いられるHFレーダーアンテナの保守作業にも携わりました。今回はアンテナ部品の交換が必要となり、高さ14mのアンテナを一度斜めに倒したうえで、中腹まで登って蝶番を取り外しました。高所作業のため緊張感もありましたが、隊員同士で連携を取りながら無事に大掛かりな作業を終えることができました。
昭和基地では隊員同士で助け合って生活をするため、支え合うことの大切さをあらためて実感する機会にもなりました。
HFレーダーの保守支援で蝶番を外す様子
おまけ:雪上で周囲をうかがうペンギン
以上