2019年6月27日
NECネッツエスアイ株式会社

　NECネッツエスアイ株式会社(本社：東京都文京区、代表取締役執行役員社長：牛島 祐之、東証：1973 NESIC、以下 NECネッツエスアイ)は、未知のセキュリティ脅威にAIを活用して対応するGREYCORTEX社（注1）製ネットワークトラフィックアナライザ「MENDEL」（注2）と当社セキュリティオペレーションセンター（以下 SOC）を組み合わせたセキュリティ監視・運用サービスの提供を、7月1日より開始します。

　「MENDEL」は、AIを活用したネットワーク挙動解析（NBA：Network Behavior Analytics）エンジンにより、ネットワークの定常状態を学習し、通常と異なる挙動を検知することで、未知のセキュリティ脅威に対応する製品です。従来の多層防御型セキュリティ対策では検知できない脅威の可視化や内部不正なども検出することが可能です。
　NECネッツエスアイは、このたび「MENDEL」と24時間365日対応の当社SOCを組み合わせたセキュリティ監視・運用サービスの提供を開始します。これにより、「MENDEL」が検出した未知のインシデントを当社の専門スキルを有したセキュリティアナリストがリアルタイムで解析し、対策立案、通信遮断対応などをトータルでサポートすることにより、お客様システムをサイバー攻撃等から守るとともに、お客様自身による運用負荷の軽減に貢献します。
　同時に「MENDEL」を構成する、トラフィックを集める「センサー」とトラフィック分析・管理を行う「コレクタ」のうち、コレクタ機能を月額サービスで提供する「MENDELクラウドサービス」の提供も開始します。お客様のネットワークのトラフィック分析・管理を当社データセンターにて一元的に管理することで、お客様の初期導入コストを大幅に低減するなど、お客様の多様なニーズにお応えします。

NECネッツエスアイは、お客様のご要望に合わせて、オプション機能や新規サービスの拡充を図ることで販売力を強化し、本ソリューション関連で今後3年間累計売上10億円を目指します。

「MENDELセキュリティ監視・運用サービス」の特長

セキュリティインシデント解析・通報

「MENDEL」が検出したセキュリティインシデントを24時間365日監視し、SOCアナリストの脅威解析により、脅威の深刻度を判断します。お客様にとって危険性の高いインシデントについて、概要と推奨対応方法を報告します。

運用代行

セキュリティポリシーのメンテナンスなど、「MENDEL」の運用に必要な作業を代行します。

緊急通信遮断対応

「MENDEL」にてマルウェア感染などによる危険な通信を検出した場合、お客様環境に導入されたファイアウォールなどの機器に対し、当社SOCよりリモートで当該通信を遮断する設定を実装することで、インシデントへの緊急対応を代行します。

月次レポート

「MENDEL」の稼働状況やインシデントなどをレポート化し、月次で報告します。ご要望に応じてお客様との報告会を開催することも可能です。

サービス提供イメージ

お客様のセキュリティ機器のログを常時監視・分析。
相関分析による予兆検知やリアルタイムのインシデント対応を提供します。

販売価格

①MENDELセキュリティ監視・運用サービス
月額 37.5万円～　（税別）

②MENDELクラウドサービス（1Gbpsモデルの場合）
月額 60万円～　（税別）
※ネットワークを監視するセンサーは別途購入が必要です。

以上