Report：Kazutaka Mitsuno

場所：昭和基地

第63次隊の光野 和剛氏が、昭和基地から現地の様子をレポートしてくれました。

光野氏レポート

ミッドウィンター祭について

6月21日に南半球は冬至を迎えましたが、その時期に合わせて南極にある各国の基地はミッドウィンター祭というイベントを開催します。極夜期も折り返しに差し掛かり、残りも期間も明るく楽しく過ごせるよう一斉にお祝いします。
各国の基地でグリーティングカードを交換する習慣があり、昭和基地でもカードを作成しました。

当初、6月20日～24日で予定されていたミッドウィンター祭ですが、ブリザードの影響により、6月24日～27日に日程変更されました。期間中は天候も良く、予定されていたイベントも順調に消化することができました。私も実行委員としてイベントの企画・運営に携わっていたので、無事に成功させることができて嬉しかったです。

ボブスレーやカーリング、雪上フラッグや雪合戦などの運動系の種目を1日1つずつ取り入れました。チーム対抗の形式としたので、チームメンバーとの団結力がより一層高まりました。

縁日・屋台や餅つきのイベントの他にかまくらの中でのパーティーもあり、とても楽しく過ごすことができました。

調理隊員が腕を振るったフルコースのディナーもいただきました。

ミッドウィンター祭の最後には音楽祭が開催され、隊員全員で盛り上がりました。

準備段階も含めミッドウィンター祭を通して、隊員同士のチームワークは高まったと感じています。
しっかりと英気を養うことができたので、これからの越冬生活も万全を期して臨みたいと思います。

※ 掲載協力：国立極地研究所