Breadcrumb navigation

2021年12月
63次隊の到着と物資の輸送

Report:Shinsuke Totsuka

場所:昭和基地

第62次隊の戸塚 慎介氏が、昭和基地から現地の様子をレポートしてくれました。

戸塚氏レポート

63次隊の到着と物資の輸送

12月16日63次隊が昭和基地に到着しました。

63次隊の光野隊員とは、国内にいる時から必要物資の調達や作業の調整等で連絡を取り合っていましたが、昭和基地で初対面です。
越冬交代までは、引継ぎや輸送作業で寝る間も惜しんで働く忙しい期間ですが、時間を有意義に使い、作業を滞りなく進めたいと思います。

光野隊員と衛星受信棟前で記念撮影

光野隊員と衛星受信棟前で記念撮影


63次隊の到着と同時に、次の越冬成立に向けて、「しらせ」から昭和基地に荷物の輸送を開始します。
優先物資と呼ばれる荷物はヘリで運ばれ、大型物資は氷上輸送で運ばれてきます。
氷上輸送は、海氷が安定している夜に行われるため、眠気と戦いながら安全に物資を必要な場所まで運んでいきます。

氷上輸送

氷上輸送


写真のコンテナ一つで約5tの重量があるため、一つ一つの作業を慎重に行っています。
全体の指揮者を中心に、玉掛け、ラフタークレーン、フォークリフト、コンテナトラックと業務を分担し作業を進めていきます。

コンテナをラフタークレーンで移動

コンテナをラフタークレーンで移動


全ての物資輸送を滞りなく、安全に作業していきたと思います。


※ 掲載協力:国立極地研究所