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2017年3月
第57次隊 田村氏帰国

reported by Shinichi Kaede(NECネッツエスアイ)

場所:羽田空港

2017年3月23日午後、約1年半の任務を終えた第57次隊の田村 芳隆氏が無事帰国しました。

羽田空港の到着ロビーには、様々な工夫をこらしたメッセージボードを持つ隊員の家族や関係者などが大勢集まり、ゲートから出てくる隊員を見つけると再会を喜ぶ様々な姿が見られました。

田村氏(左)と第59次隊参加予定の大石氏

田村氏(左)と第59次隊参加予定の大石氏


田村氏インタビュー

Q お疲れ様でした。帰国した今、一番やりたいことは?
A

スーパーの食料品売り場で買い物がしたいです。
昭和基地では、調理隊員がおいしい食事を用意してくれましたが、帰国した今は、食べたい時に食べたいものを食べたいですね。

Q 2回目の南極でしたが、変化はありましたか?
A

昭和基地についたときは懐かしい気持ちがしました。
夏の殺伐とした雰囲気は変わっていませんでしたが、ごみ処理などの設備が整備されたためか、きれいになっている感じがしました。

Q 南極での経験をこれからの仕事にどう活かしてゆきますか?
A

南極越冬隊員は、みんなプロ意識が強く、前回同様、刺激を受けました。
自分の仕事以外に貢献できることをみつけられると、越冬隊に深く入っていけます。
職場に戻ったら、チームワークを強くして仕事に取り組んでゆきたいです。

田村氏は現在、当社での従来の業務に復帰する一方で、南極での業務に関する報告資料の作成や、子どもたち向けの出張授業「南極くらぶ」(注1)の講師としての準備などに精力的に取り組んでいます。

(注1)南極くらぶ:当社が青少年育成支援の一つとして行っている出前授業

田村さん、本当にお疲れさまでした。


(「越冬隊の今」東京編集チーム)