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ストーリー
研究は、どのように社会を動かすのか。
東京大学との産学連携が生んだ成果は、論文の中だけにとどまりません。
研究開発から製品化、フィールド実証、そして社会実装へ。
技術が現場の価値へと姿を変えていく道のりを、4つのPROCESSで辿ります。
PROCESS 1:研究開発・製品化
東大の知を結集し、常識を覆す通信プロダクトを創出
サイバーインフラの創出を目指す東京大学・中尾研究室との連携のもと、「Beyond 5Gに向けたサイバーインフラの進化」や「ネットワーク仮想化」といった先進的な研究成果を社会実装へとつなげています。東大発ベンチャーであるFLARE SYSTEMS社との強固なアライアンスにより、安価な汎用サーバー上で動作するソフトウェア5Gや、トランクケースサイズの持ち運べる超小型基地局「HYPERNOVA」を共同開発。研究室で生まれた技術を実際の社会課題解決に活用できる形へと具現化しています。※1
こうして生まれた「いつでも・どこでも5Gネットワークを構築できる」革新的なソリューションは、国内最大級のIT展示会「Interop Tokyo 2024」において最高賞である「Best of Show Award」グランプリを受賞しました。産学連携による研究成果を、市場から高く評価されるプロダクトへと発展させた象徴的な成果となっています。(ご利用にあたっては100V電源が必要です。)※2
PROCESS 2:フィールド実証実験
厳しい「現場の現実」と向き合い、技術の安全性を徹底検証
研究室で生まれた最先端技術を、社会を支える信頼性の高いインフラへと進化させるため、全国各地の極限環境で実証実験(PoC)を重ねてきました。総務省の「地域課題解決型ローカル5G開発実証」プロジェクトにも数多く参画し、研究成果の社会実装を推進しています。
山形県尾花沢市の豪雪地帯では、積雪により通信環境の確保が困難な地域へ超小型基地局「HYPERNOVA」を持ち込み、災害発生時の迅速な通信復旧を検証。※3
また、電波の届きにくい洋上でのスマート漁業※4 や、病院と救急車をつなぐ高精細な遠隔医療の実証※5 など、社会課題の最前線に挑み続けてきました。
こうした数々の挑戦を通じて磨き上げられた技術は、高い堅牢性と信頼性を実現。研究室の成果を社会で活用されるインフラへと昇華し、全国各地のデジタル変革を支える基盤となっています。
PROCESS 3:社会実装・商用化
暮らしやビジネスの「新しい当たり前」として本格稼働へ
実証実験のフェーズを終えたローカル5Gは、いまや研究開発の枠を超え、社会を支えるインフラとして各地で活用されています。富士山の観光DXを支える安全・安心なネットワークの構築※6や、「SAGA2024国スポ」における超低遅延リアルタイム映像配信※7 など、大規模な社会イベントでもその信頼性を発揮してきました。
さらに、「2025年大阪・関西万博」の栃木県パビリオンでは、ローカル5Gを介した遠隔アバターロボットの超低遅延操作システムを提供。移動が困難な方々でも、距離の制約を超えて万博会場の臨場感を体験できる新たなコミュニケーションの可能性を創出しました。※8
研究成果から生まれた技術を、実証によって磨き上げ、社会実装によって価値へと転換する。その挑戦を通じて、私たちはローカル5Gを単なる通信技術ではなく、社会課題を解決するための基盤へと進化させています。
PROCESS 4:Beyond 5Gへの進化
世界の通信基準をデザインする、未来への挑戦
私たちの挑戦は、現在のローカル5Gの社会実装に留まるものではありません。その先にあるBeyond 5G/6G時代に向けて、次世代の研究開発へと歩みを進めています。
情報通信研究機構(NICT)から委託を受けた日EU国際共同研究プロジェクトでは、東京大学・中尾研究室、京セラ、清水建設、東京農工大学とともに日本代表チームとして参画。欧州の先進研究機関との連携のもと、AIが通信環境をリアルタイムに学習・予測し、自律的にネットワークを最適化する「AIネイティブ無線ネットワーク」の実現に挑戦しています。※9
研究から社会実装へ、そして社会実装から次世代技術へ。私たちは、ローカル5Gの現場で培った知見を未来へつなぎながら、日本発の技術で世界の通信インフラの進化を支え、新たな社会価値の創出に貢献していきます。
東京大学との共創が生み出す未来
東京大学との連携から生まれた研究成果は、製品化、実証、社会実装を経て、次世代通信基盤の実現へとつながっています。私たちはこれからも、アカデミアと産業界の知見を融合しながら、社会課題の解決と新たな価値創造に挑戦し続けます。
※HYPERNOVA は、NECネッツエスアイ株式会社の登録商標です。
※記載されている会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。