TippingPoint

概要

ネットワーク上で仮想パッチを作り出し、脆弱性を狙った攻撃からシステムを保護。

  • TippingPointは、トレンドマイクロ株式会社の商標または登録商標です。

脆弱性対策における課題

多くの時間がかかる

次々と脆弱性が公開され、そのたびに作業が発生。パッチ適用の際に、毎回の動作検証するのは大変。

システムやサービスを止められない

セキュリティパッチ運用はプログラム変更と同じなためシステムへの影響が図りにくく、システムやサービスを頻繁に止められない場合、脆弱性を残したまま運用を継続する場合もあります。

サポート切れOSの対策

サポート切れOSはセキュリティパッチがリリースされず、恒久的にセキュリティリスクにさらされ続ける状態になってしまいます。

その課題、TippingPointで解決できます

TippingPointは企業内サーバやクライアント端末に残る既知の脆弱性やゼロデイ脆弱性を悪用するサイバー攻撃をネットワークで防御するネットワークセキュリティアプライアンスです。

TippingPointの特徴(効果)

誤検知の少ない高精度のフィルタを迅速に提供

圧倒的な脆弱性リサーチ力を駆使し、ゼロデイを含め、多くの製品に対応したフィルタを提供。脆弱性攻撃が成立する条件にフォーカスした開発を行い、精度の高いフィルタを提供します。

自動化・最適化された管理

全てのフィルタはトレンドマイクロ社の研究機関で事前に最適化した状態で自動的に配布・更新。推奨構成では誤検知が少なく、お客様による運用中のフィルタチューニングはほとんど不要です。

ワイヤー・スピードでの検査と高信頼性

超高速なインラインでの検査・遮断を実現し、業務通信に影響を与えない低レイテンシでの実装が可能。インライン利用を前提としている専用ハードウェアで、高い信頼性と長期稼働を実現します。

TippingPointの機能

デジタルワクチン機能(仮想パッチ)

脆弱性そのものを保護しゼロディ攻撃をブロック。旧OSの仮想パッチ等はデジタルワクチン機能により提供します。

バイパス機能

バイパス機能を標準で搭載。ハード障害が発生した場合でも通信を継続させることが可能です。

マルウェアフィルタ機能

マルウェアから送信される通信をブロックします。

SSLインスペクション機能

インバウンド/アウトバウンドからのSSL/TLS通信を検査します。

レピュテーションフィード機能

ブラックリスト上のIPアドレス/DNSドメインの通信をブロックします。

NECネッツエスアイ独自のサポートサービス

SOC(セキュリティオペレーションセンター)の活用で迅速な検知と対策を強力にご支援。
お客様のセキュリティ機器が上げるアラートログを24時間365日体制で監視します。

利用シーン

CASE01
脆弱性が多数残る工場内にTippingPointを導入し、 脆弱性攻撃などによる操業停止リスクを大幅に低減

置換が困難な既存設備を維持したまま、ネットワークウイルスや不正アクセスなどによる操業停止リスクを大幅に低減

導入前の課題

脆弱性を有するOSや専用アプリケーションが工場内に多数存在しており、ウイルス感染や不正アクセスによる操業停止リスクが高まっていた。 ・レガシーOS搭載の端末 ・ベンダーサポートを受けられなくなるためパッチを適用できない端末 ・パッチが提供されていないソフトウェア

導入後の効果

OSだけでなく現場で利用されていた制御系アプリの脆弱性を含めた対策を実現 ・置換が困難な既存設備を維持したまま、ネットワークウイルスや不正アクセスなどによる操業停止リスクを大幅に低減

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