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2024年3月
ペンギンとオーロラ

Report:Misaki Shimizu

場所:昭和基地

第65次隊の清水 岬氏が、昭和基地から現地の様子をレポートしてくれました。

清水氏レポート

ペンギンとオーロラ

昭和基地にペンギンが滞在

昭和基地にペンギンが滞在していました。
居住棟のすぐ側に居座っており、名前はテバサキと命名されました。
ペンギンは換羽期の最中であり、古い羽毛から新しい羽毛に生え変わるのをジッと待って食事も摂らずに耐えています。
何も食べずにジッとしているのを見ていると段々と不安になってきます。
ペンギンは3月22日に突然現れた同じく生え変わり最中のペンギンの鳴き声に反応して、そのペンギンと共に昭和基地を旅立っていきました。
愛着が沸いていたので少し寂しい気持ちになりました。

テバサキ

テバサキ

オーロラ観察

1月下旬に白夜が終わり、始まった夜の時間も徐々に伸びました。
3月下旬には夜の方が長くなり、オーロラが頻繁に観察できるようになりました。
オーロラはしっかりと色が付いているとものと思っていましたが、実際のオーロラは何となく色が分かる程度にしか色が付いていませんでした。カメラを通して見ると色鮮やかですが、暗めのオーロラの場合は肉眼ではほぼ白です。
雲と違いがあまりないではないかと思われるかも知れませんが、雲とオーロラの区別は意外とつきます。
オーロラは発光しており明らかに雲よりも明るいです。また、オーロラは明らかに雲とは違った不自然な動きをしています。
緑色以外が珍しいようなので緑色以外を見てみたいです。

オーロラ

オーロラ

 

※ 掲載協力:国立極地研究所

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